BAD Data 3 : not good Myself
























「たっだいま〜〜」

「あ、さんお帰りなさい」

「なんだ?不法侵入かと思ったぞ?」

「へーへー。菜々子姉さん、とーちゃん久し振り」



今日は確か仮入部ってやつだから、リョーマも7時頃には帰ってくるだろう。

そう考えると、それまでの時間がもどかしくもあり、待ち遠しくもあった。

うへへ〜



「姉さん!今日は私が夕飯作るよ♪」

「あ、じゃあ、お願いします」



リョーマの為に料理♪

和食が好きなんだよね?



じゃあ、とりあえずお魚焼いて、味噌汁は豆腐と揚げ、ご飯はツクシの炊き込みご飯で、あとは菜の花の御浸し〜、南瓜の〜・・・・・



う〜んっ

なんか私って若奥様?

やっぱ季節モノ尽くしはいいよね○

久々に会うリョーマに、喜んでもらいたい。



「ただいま」



あっ!!!!!

か、帰ってきた?

これ、リョーマの声??



「お帰りなさい。リョーマ」

「おぅ。息子。お前のもう一人の姉さんがお待ちかねだぞ」

「もう一人の姉さん?」



これって、リョーマの声だよね!?

その時私は、凄く最近聞いたことがあるようなその声音に、まったく違和感を感じていなかった。

会いたい気持ちが大きくて、それどころじゃなくて、私は心の中で意気込む。


よしっ

いざ、リョーマとご対面だ!!



「リョーマ、久し振りっ!!!!」









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




Σ(゚ ■゚ )!!!!!!!!!!!!!


ぐはぁ・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!











「しょ、少年・・・・・・・!!?」

「あ、あんた・・・・・・・・・・っ!」


「もしかして、君が・・・・・リョーマ・・・?」

・・・義姉さん・・・・・・?」


「「しまった・・・・・・!!」」



私と目が合ったのは、青学入学式の日、桜の下にいたあの少年だった。

膨らんだ胸が、パンッ!という大きな音を立てて、萎んでいくのを感じる。

目の前がくらくらとしてきた私は、菜々子姉さんの方へふらふらと歩むと、力なく口を開いた。



「ちょっと・・・・・私、今日もうアパート帰るね。ごめん、菜々子姉さん・・」

「ちょっさん!?」

「ば、ばいちゃ〜・・・」


「逃げるの、?」




な、何ぃぃぃぃーーーー!?

少年、もといリョーマ(T△T)が言った言葉に、愕然とする私。

その顔を見ると、なんだかとてもニヤニヤとしていて、私はうろたえた。




「いいじゃない。ご飯もできてるんでしょ?頂戴よ。ね?」




お姉ちゃん ♪」







こ、このガキぃぃぃーーーーー!!



















$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$




と、まぁ時は移り、ご飯が終了。

私は今、自分の部屋になる場所に今いる訳だけど・・・・。

ベットの上でごろんとなる私は、いろんな意味で、意識が遠くなるのを感じた。


夢・・・・だと嬉しいんだけど・・・・・・・。


はぁ〜・・・。



コンコン



そんな時、私の部屋をノックする音が耳に届いた。

こんな時に誰だい?

あの世からのお迎えかい??



「どうぞ、どうぞ・・・」

「入るよ」




Σっ!!




今、一番会いたくない人間の声に、びくりと起き上がる私。

なんだかいろいろと、ちゃんと消化できていない。




「あんたさぁ、あの時俺が言った事、聞こえなかったわけ?」

「あの時?」

「俺と会った後、名前言ってったんだけど」

「あぁ・・・・・・何か言ってたね。聞こえなかった・・・・・・・」

「はぁー(呆)。あんたのせいだよ」

「は?」

「もう立ち止まるとか、できないから。」



何言ってるんデスカ?

ぜんっぜん意味解んねぇ〜

もうどうだっていいっス。



「訳わかんないって顔だね。ま、いいんじゃない?そのうち解るだろうし。じゃ、俺もう寝るから」

「はいはい。おやすみ坊ちゃん」

「リョーマ。」

「おやすみ、リョーマ」

「あ、そう言えば今日テニス部まで俺のこと探しに来てくれたんだって?」

「え?あ・・・うん。」

「ふ〜ん。じゃ、もうコートまで来ないでよ。」

「はぁ!!?」

「いろいろとね。あんたが来ると厄介そうだから・・・・・」



こっつぁーーー!??(「こいつはーっ」て言ってる)

腹たつぁーーーー!!!



「はああああっ!!頼まれても行かねぇーーっ!!!あはははは!!」

「意外と聞き分けいいね。じゃ、おやすみ



・・・・・・・・・・・

嵐のようなリョーマが去った後、私の心は暴風雨の後の様に、ごちゃごちゃになっていた。

いろいろ片付けるのが大変で、ふと私の頭に一つのことが過ぎる。

私アパート出るの止めようかなぁ・・・・・?




うん。

真剣に、考えてみよう。






















短いです;;
でもまだまだこれからですっ!(え?)
3話目でまだまだってどうなんでしょう・・・;
ついに2人が出会ったわけです!
私的には書いてて楽しいんですが・・・。


リョーマ「ぜんぜんだめ」
@kaede「え・・;」
リョーマ「しかも夕、自分の食べたいの書いたでしょ?」
@kaede「あ・・・ばればれですか?w」
リョーマ「ま、俺も和食好きだけど・・・・あんたと一緒ってのがヤダ。」
@kaede「酷っ。ま、別にいいですけどー。(流すが一番!)」
リョーマ「ここまで付き合ってくれてサンキュー。もちろん俺の為だよね?
     次も、待ってるから」






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