【蜘蛛サイド】

蜘蛛第2班、シャルナーク、ボレノフ。

向かうは東の搭、主に絵画を飾っている所だ。




「どう思う?相手は僕らが動き出した途端に絶を使ったよね。これは、僕たちを展示室に誘き寄せて、別の場所に

行くのが目的な気がするんだ。」

「・・・・・・・・」(←ボレさん)


「でも、他に行くとしたら管理室と小さい機会室か。」

「・・・・・・・・」


「管理室はただ警備員が居るだけだから、機械室。行ってみる価値はありそうだね」



行き先を変えたシャルとボレノフの2人は絶になると真っ先に機械室へと向かった。





【舞姫サイド】

その頃、追いかけられていた舞姫メンバーは、一方の気配が消えた事に気が付いていた。



「へぇ。よく勘が回ること。侮れない訳ね。アモー、どうする?」

「どうするって言われてもねぇ・・・。殺していいとは言われてても無駄な戦いは避けた方がいいんでしょ?」


「・・・・。やっぱり逃げるのね・・・・。私、なんか納得いかないわ」

「今回はしょうがないよ。姫は私等には最終的にいい役いっつもくれる訳だし?」


「それもそうね。じゃあ、さっさと終わらせましょ」




次の瞬間、不自然な絶は消え機械室に向かったシャルナークとボレノフは空の部屋に居た。






蜘蛛第2班、任務失敗。

















H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×



【蜘蛛サイド】

蜘蛛4班、フィンクス、マチ




「この展示室にいないって事はここより下の電灯室か。」

「電灯室に何の用があるっつーんだ?」



バツンッ・・・・・・・!!



その時、何かが外れる音と共に、美術館全体の灯りが消えた。

外は夜。

地下には窓が無い為、月明かりが入ってくる事も無く、ただ暗雲の静寂だけが轟いた。



「あいつらの仕業だね」

「消灯が目的か!?」(←アホ)


「・・・・・・。もしかして、この上の放送部に繋げるわけじゃ・・・・・!!」

「・・・・!!」


「っち・・・・っ!!やられた・・・・!!」

「上に急ぐぞ・・・!!」





【舞姫サイド】

マチとフィンクスがそんな会話をしている刹那、地下の電灯室で灯りを落とした舞姫は、放送部にケーブルを繋げると、

一瞬にして屋上に移動を果たした。

2人の中の片方の能力だろう。

電線を伝わって一気に2つのオーラが下から上に伝っていった。







最上部、ネットワーク管理室(放送部)



「ふぅ〜。リヤオもう疲れたよ・・・・。2人もだよ!?2人も!!」

「お疲れ様。リヤオ。」



一瞬にしてそこに現れたのは、リヤオと呼ばれた少女と、一人のその名を呼んだ青年だった。

少女は、クリクリとした大きな瞳と、一つに結った金髪が特徴的な、人物だ。

青年は、10代後半くらいの黒髪の美青年である。



「おー来た来た!!早かったなぁ!!!ガガガッ(←笑ってます)」

「イソゴウ。姫ガマッテル。」



先に最上部のネットワーク管理室に辿り着いていた舞姫メンバーが、リヤオと青年に話しかける。

こちらの二人は打って変わって可笑しな出で立ちで、一人はフランクリンの様に体が大きな大男、一人はロボットのよう

な小柄な少年だ。



「あのね、あのね!リヤオここに上がってくる人と遊びたい!!ダメ…?」

「じゃあ、ここは頼もうかな。すぐ戻るからねリヤオ。油断は禁物だよ」


「やった!じゃあ、ちょっとだけ、遊んでくるね」








【蜘蛛サイド】

蜘蛛3班、フランクリン、パクノダ、コルトピ




いきなり4人に数が増えた気配を感じた3人は、慌てる事なく最上部の放送階を目指していた。



「なかなかやるわね」

「この勢いだと、団長の前に連れて行ってもいいかもな」



途中の階段に差し掛かろうとした途端、3人は異常な念を感じ、一斉に後方向に散った。

至って冷静に状況を判断したパクノダが、フランクリンを先頭にし、先へと進む。

そして、ここではじめて、彼らは接触することとなる。



「こんちはっ!私ね、私ね、リヤオ言うの!!」



「ガキか・・・?」

「随分、無邪気ね」

「・・・・・・・・」



「ねぇねぇ!!あなたたちなんて言うの?お名前、教えてよ」




ビビッビリリッ・・・

ビリリリリッ・・・・・・・・・・












H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H×H



【蜘蛛サイド】

蜘蛛特別班、クロロ、ヒソカ、フェイタン



美術館の中心部、ロビーに向かった団長率いるヒソカ、フェイタンは、そこに広がるガラス張りの窓の前にいた。


街を見渡せる大きな窓の前には、向こうを向いた不自然な椅子の横に、短髪で背の高い紳士が一人、立っていた。




「まさか、あなた方が出向いてくれるとは思いませんでしたよ。」




男がクロロたちの方を向くと、その整った艶やかな口を動かした。




「俺たちは、君たちのリーダーに用があるんだが?」


「姫はこれから歓劇を見る御予定がございます。どうぞ御一緒に見ていかれるといいですよ。」


「歓劇・・・・?」




『うん。“歓劇”』



それは、少年と言えば少年のようであったし、女性と言えば女性のような声色であった。

落ち着き払った口調は、どこか狂気をも感じさせた。

腰掛けていた人間はゆっくりと立ち上がると、窓の方へ近づき、ガラスに手をつく。

月明かりに照らされたその人物は、灰色の大きなトレーナーにジーパンという、なんとも普通な格好をしていた。

そして、振り向いたその人物の顔があるところには、鬼の仮面が黒く光っていた。




「はじめまして、“蜘蛛”。僕は“舞姫”。名前は、っていいます。こっちのは、ジェマンティグ。」


「お目にかかれて光栄で御座います。」



「俺は幻影旅団の団長、クロロ=ルシルフルだ。」




と名乗った舞姫の長は楽しそうに笑うと、大きな窓をコンコンと叩き、クロロに示した。



「僕の仲間たちが、もう直ぐ開幕の音頭をとってくれます。楽しんでいって下さいね。クロロ」



キィィィ・・・・・・・・!



耳鳴りのような厭な音が街中に響くと、床や窓が小刻みに揺れ出した。

何者かの念が発動されたのだ。




「テトの能力、ウルトラサウンド(玩具な感情)です。さぁ、歓劇のはじまりはじまり」


























はい。
何だか人(オリジナル)が出過ぎて意味分らなくなってますでしょうか?;;
大丈夫でしょうか?;;;

ここで人物整理をいたします…。(念のために;;)
(1話)
・語尾に「♪」を付ける、男の子。→???
・「♪」の子と一緒にいた、苦しそうなしゃべり方をするおじさん→ザクシャン
上二人は、シズクとノブナガに追いかけられてた人たちです。

・女性@→アモー
・女性A→??
上二人は、シャルとボレさんに追いかけられていた人たちです。

(2話)
・大きい目、金髪を一つに束ねた少女→リヤオ(電撃を使う)
・リヤオと一緒に行動していた、美青年→??
上二人は、マチとフィンクス)に追いかけられていた人たちです。

・大柄な男→??
・ロボットのような少年→テト(ウルトラサウンドを使う)
リヤオと美青年に合流した人たちです。

・舞姫リーダー→
・舞姫の隣にいた紳士→ジェマンティグ


分りづらくてスミマセン;
懲りずに、次も読んでいただけると嬉しいです><!


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